鹿児島おばちゃんのPhoto Diary

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今回は薩摩一色で あく巻 復元された薩摩焼大花壺

先日花農家さんへ夏ナデシコを分けて頂きに伺うと、奥様が「あく巻」を
下さいました。「自分で作るのはもう今年が最後にしようと思っている」と
竹の皮に包まれた郷土食のあく巻を手渡されました。
私の祖母や母は町育ちで、仕事を持っていて、月遅れの端午の節句の頃に
作られるあく巻は作りませんでした。
樫木の木灰であく汁を取り、もち米をあく汁に浸してザルにあけた米を
竹の皮を日に干して乾燥させたものに包み、大釜や大鍋で水と混ぜた木灰汁の
中に並べて強火で3時間以上煮ます。
柔らかく煮えた巻は、竹の皮を縛ってあった竹紐を細く裂いた物で切ります。
黄な粉と黒砂糖、塩ひとつまみを混ぜた物をたっぷり掛けて頂きます。

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お鍋から取り出しやすいように右側にとってが付いていますね
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包丁が無くても一つずつ切る事が出来ます
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粉黒砂糖は、この時期ほとんどの家庭に用意してあります。
このあく巻は、関ヶ原の戦の際に、島津義弘公が日持ちのする兵糧として
持参したのが始まりとされています。
灰汁と竹の皮を使うと言う「保存と実益」を兼ねた薩摩人の知恵で
食べ物が腐敗しやすい高温多湿な鹿児島の食文化として、今も続いています。

3日の「西郷どん」別れのシーンは涙でした。二階堂ふみさんの「よいすらぶし」
数々の島唄が美しい声で歌われ、祖先を奄美に持つ友人など「島唄」を聞け
美しい海を見る事が出来て良かった~と、喜んでいました。

1日のローカルニュースで、仙巌園の満開の菖蒲が紹介されました。
先日来、ロシアのエルミタージュ美術館の薩摩焼の大花壺の復元に成功して
仙巌園で展示されているのも話題となり、「見に行こう!灰もこちら向きでないので
今日行かなければ行く日はない!」と、バスとタクシーを乗り継いで出かけました。
この壺は薩摩藩最後の藩主島津忠義がロシアの皇帝ニコライⅡ世に送った薩摩焼です。
「この大壺の美術的価値は抜きんでている。こんな傑作はめったにない。
美しい装飾に加えて大きな壺を焼く技術が高く評価され、幕末から明治にかけて
海外にも輸出された薩摩焼。陶工たちは朝鮮の役の折連れて来られた朝鮮の方々の子孫でした。
でも明治以降こうした技術は朝鮮併合や人種差別で、陶工は去り、技術の継承が
無くなつていたのです。今年は明治維新150年目にあたり、島津家が
この大壺を作った沈壽官12代の子孫、15代沈壽官氏へ復元を頼み、試行錯誤の末
1年半かけて漸くこの春出来上がり、飾られることが出来たのでした。
高さ90センチの大きな壺
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ロシア皇帝の紋章
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絵付けは韓国人の絵付師(女性)が、半年かかり絵付けされた物です
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ライトでよく見えずごめんなさい!
仙巌園は島津久光の別邸として建てられました。入口の正門です。
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かわら
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御殿の入り口の赤い漆と錫で降られた錫ご門
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正門を這入ると赤い錫門が見えてきます

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中庭  幕末の桜島など写真と衝立
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お座敷から桜島を望む

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タイサンボクの大きな木
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琉球から送られた琉球五葉松

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殿さまの間 接客の間
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帰りの海沿いを走るバスの中から桜島 バスから降りると桜島が爆発していました
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by kagosima-e | 2018-06-06 16:38 | Comments(10)
Commented by 元ちゃん  at 2018-06-07 13:36 x
カゴさんこんにちは~
昔の人の知恵のあく巻きおいしそうですね。
手をかけただけのことはあると思います。
復元された薩摩焼の大花瓶写真からも素晴らしさは伝わりますが実物はさぞかし・・・
カゴさん良いものをご覧になりましたね。
遠くから無責任なことを言いますが桜島の煙は絵になります。
Commented by kagosima-e at 2018-06-07 21:55
元ちゃん こんばんは~!

昔の人の知恵、素晴らしいですよね~!
普通のご飯は3日もするともうかびたり硬くて食べられなくなりますが
あくまきは2週間くらいは腐敗しませんし、熱湯で焚き直せば
より長く頂けますね。なんと言っても柔らかいです。
昔はどこどこのおばちゃんはあく巻作りが上手と、ランク付けがあったりしましたよ。

薩摩焼の大花瓶、焼き上げると15%知事むので、何度焼いても亀裂が入り
大変な思いをされて焼き上げられた時は、皆なみだ涙だったそうです。
桜島の噴火、風向きが何処か~?自分の方に来ない時はついカメラを構えていますよ。
Commented by mitikusa-tukasa at 2018-06-11 19:02
鹿児島おばちゃん、ご無沙汰してます。
手間のかかる、あく巻を自宅で、嬉しいプレゼントですね。
薩摩の見所を楽しませて頂きました、歴史を感じる立派な庭園も見応えが有りますね。

鹿児島でジャカランタが見られるんですね、この木の並木を思い出します
空が紫で素敵でした。
最近は熱海で観光の目玉に成ってる様です。
下の方まで沢山楽しませて頂きました、有難うございます。

Commented by kagosima-e at 2018-06-11 21:03
TUKASAさん こんばんは~!

下の方まで見て頂きまして有難うございます~!
ジャカランダはオーストラリアでご覧になられたのでしょうか~?
青い花の並木、想像しただけでもワクワクしますね。
熱海にもジャカランダの花が見られるのですね。
此方では宮崎県の日南市にちょっとした群生が見られるそうですよ。

花農家の奥様のあく巻は、上品なあくの色で柔らかくとても美味しいものでした。
ひと月遅れの端午の節句に、田舎の知り合いのおばちゃんが作ったあく巻を
毎年いただいていました。その方も早く亡くなられて、特別上手な方とはもう出会いません。
太平洋戦争の終戦近くの6月17日に、アメリカ軍の空襲を受けて
鹿児島市は前肢が消失して、昔の建物や名所は全部なくなってしまいました。
市内から少し離れた仙巌園が残っているだけでも有難いです。
Commented by ピーコ at 2018-06-12 14:58 x
かごちゃん こんにちは~
今日も1日中雨日かと1歩も外に出ず
ゴソゴソしていましたが 3時前に雨が上がりました。
カンカン照りも雨日も、出掛けるのは躊躇しますね(-_-)

エルミタージュで大きな壺を沢山見て来ましたが
薩摩焼が有ったのか?記憶になくて(>_<)
年々昔の事を忘れて残念です。
先日、テレビで仙厳園が紹介されていましたよ(*^^)v
Commented by puchitomato-s at 2018-06-12 15:33
かごちゃん (*^・ェ・)ノ コンニチハ

こちらはもう3日もストーブを付けています。
ヤッパリ雨が降ると寒いです。
去年はこんなに寒かったという記憶はないんですが・・・
変な天気に振り回されています。

あくまきは保存食になるんですね。
冷蔵庫のなかった時代から笹の葉やタケノコの皮などを利用することを
どうやって覚えたのか不思議ですね。
ロシアのエルミタージュ美術館の薩摩焼の90cmもある大花瓶復元されるまでご苦労があったんですね。
滅多に見られないものを見せて頂きました。
Commented by kagosima-e at 2018-06-13 12:26
ピーコさん こんにちは~!

昨日はこちらはお天気でした。
昨日は米朝トップの会談の日で、TVも一日中トランプ大統領と
金日恩氏の暑苦しい顔が主役の日でしたね。

大雨の日もかんかん照りの日も、家から一歩外に出るのは躊躇しますね。

さすがピーコさん、エルミタージュ美術館へも行かれたのですね。
季節は何時頃でしたか?ものすごく大きな美術館なのでしょう~!
古代から現代のものまで大きな壺もゴロゴロ、そこに薩摩焼があったのですね。
今西郷どんブームで、島津家別邸も色んな番組に取り上げられていますね。
Commented by kagosima-e at 2018-06-13 12:43
プチさん こんにちは~!

もう3日もストーブを点けておられるのですね~!
今朝も全国の気温を見ていましたが、今日の気温は16度と出て
プチさんの処は今日もストーブだろうな~~!と想像していたところですよ。
予報では明日から気温が上がるそうですので、温かい恰好をしてお過ごしくださいね。

竹の皮を乾燥させたものをこの時季市場で売っています。
山帰来の葉で包んだお団子(かからんだんご)や、日系の葉で包んだお団子
ケセンノ団子も、火元も香りも良く、昔の人々の知恵に感心してしまいます。
あくまきは戦の兵糧として、重宝されたのでしょうね。

薩摩焼の大壺、出来上がるまでのご苦労には、目頭が熱くなります。
日置市の美山地区が薩摩焼の釜のある、壺屋地区なのですが
夫の祖父の時代戦前には、例年筍掘りに行っていたあの土地の土も
薩摩焼に使うために土を売っていたのですよ。
Commented by ikutoissyo at 2018-06-14 11:49
あく巻、昔の人は手をかけて作ったのですね。
黒糖で食べるのですね。アベカワに似ているかな?

沈壽官さんの作品は大好きです。
今は、息子さんかしら?
あの方たちの先祖は、大変な苦労をなさっているのですよね。

私も仙巌園をTVで見ましたよ。
Commented by kagosima-e at 2018-06-14 12:15
domaniさん こんにちは~!

昔の人は手間暇かけていつまでも子孫に残る、食べ物を作っていたのですね。
「あくまき」は、3時間以上熱湯で茹でて作りますが、お米の粒粒の
形が残っていて、餅状にはなっていないのですよ。
黄な粉と黒砂糖を混ぜた物を掛けて頂きます。

沈壽官さんの事は小説にもなっていますね。現在は15代目になっておられます。

皆さん仙巌園のTV、ご覧いただいたのですね。有難うございます。
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