1月7日は七草粥をいただく日でした。
鹿児島では毎年ご紹介している「七草の雑炊(ずし)」を作ります。
雑炊を作るとき野菜を切りながら、祖母が口ずさんでいたおまじないのような歌が
おぼろげに覚えているだけの部分の歌が出てきます。「♪~子~とろ 子とろ~
唐土の鳥ガ~ 日本の国へ~渡らぬうちに~~とんとんととん~♪」これだけしか
覚えてない歌です。毎年七草の雑炊を作る時は必ず出てくる歌です。
お正月にごちそうを食べすぎて重くなった胃腸に、野菜中心の優しいお味の雑炊です。
大根、人参、豆もやし、里芋、昆布、あげ、せり(今年はなくて三つ葉でした)こんにゃく、牛蒡
鰹のお出しで煮て塩味で最後にお醤油を少しで味を調えます。最後に焼いたお餅も加えます。
お正月も休みなく7時20分の日の出の頃から朝食の催促です。
もう22年位前、紳士服の問屋さんで若い営業の方が、4~6か月おきに鹿児島へ
商売に来ておられました。年賀状に夫が「会いたいです」と書いて、奥様も丁度休みが取れて
鹿児島まで来て下さいました。
市内を循環して、行きたい観光地に案内するシテーイビューが、ちょうど中央駅前に
停車していて、私たちは敬老パスで、お客様は路線バスの運賃190円で、島津家の別邸
仙巌園へ行きました。
ちょうど寒牡丹の季節で、なかなか見に行けなかったのでほんとに良いタイミングで
ご案内することができました。
広い庭園は桜島が借景に使われて、雲が多く今一はっきりしませんが、雄大な景色です。
庭園内の後ろの山にはまだ紅葉した樹木が葉を落とさずにあり、彩を添えています。
巨大な琉球からの松です
桜島を眺めて宴がもようされた望嶽楼
島津家のお正月のもち飾りです
庭園の山の部分に大きな岩に「千尋巌」の文字が刻まれています。
庭園の裏には岩と池が至る所に配置されています。
白梅もちらほら咲いていました。青空でなくて残念でした。